こんにちは ( ^o^)ノ
副院長の弘務です
今回は、以前取り上げた「東洋医学の考え方 ~頭痛~」の続編!!
前回は「肝陽上亢(かんようじょうこう)」による頭痛、「風寒(ふうかん)」「風熱(ふうねつ)」による頭痛をご紹介させていただきました
詳しくはこちらでご確認いただけます
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本日は『痰湿(たんしつ)』と『風湿(ふうしつ)』による頭痛をご紹介させていただきます
まずは、『痰湿』によるものですが...
『痰湿』は
不摂生な食生活!
つまり
甘いものや脂っこいものの過食や偏食、暴飲暴食、また水分の取り過ぎ、お酒の飲み過ぎなどで
胃腸に負担をかけることによっておこる頭痛です
「えっ?胃腸に負担をかけると頭痛が起こるの?」
っと思うかもしれませんが
分かりやすい例をあげると...
二日酔いもこれに相当します
もちろん、お酒でなくても胃腸に負担がかかると起こります
こういった食生活を続けると、東洋医学では 身体の中に「水がとどこおる」または「余分な水がたまる」 と考え
これを総称して「痰湿」と呼んでいます (^_^)b
症状としては
とくに前頭部の付近に痛みを感じ
頭はぼんやりし、重だるい感じ
頭痛以外の症状としても
体が重だるい
胸がつかえる
吐き気や嘔吐
などがみられます
次に『風湿』によるものですが...
「天気予報頭痛」ともいいます
これは、雨や雪、低気圧、梅雨の時期などに強く症状を現わすタイプの頭痛です
雨が降る前に頭痛する方はこのタイプかもしれませんね
この『風湿』による頭痛は、先程紹介した「痰湿」が体に溜まっている人がこれらお天気の影響で症状を発症します
症状としては
頭を締め付けられるような、押さえつけられるような頭痛で頭が重い感じを伴います
その他の症状としては
体が重くだるい感じ
顔面部のむくみ
おしっこの量が減る
食欲不振
吐き気
めまい
などがみられます
これら『痰湿』と『風湿』ですが
どちらも「痰湿」の影響を受けます
この「痰湿」がなかなか厄介なもので
治りづらい (>_<)
なのであまりに「痰湿」が重度な方は食生活の改善が必要となります!
ツボとしては「豊隆(ほうりゅう)」「中脘(ちゅうかん)」「陰陵泉(いんりょうせん)」などを使います。
ツボの部位については機会があればご紹介したいと思います
せんねん灸をする方はお灸でもいいと思いますよ ( ^o^)ノ
残りの『瘀血(おけつ)』『腎虚(じんきょ)』『気血両虚(きけつりょうきょ)』はまたの機会にご紹介します!
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