こんにちは(^o^)
今回は以前当院に来院した患者様の症例をご紹介したいと思います!
患者様は 「 Kさん 」 女性の方です。
Kさんは子供と遊んでいるときに転んでしまい、その際に手のひらを付き手首を痛めてしまい当院に来院されました
当院で手首を確認したところ…
見た目はキズやアザは見られず、やや腫れている程度でした…
痛みの状態は、手首の自発痛 (動かさなくても、ジッとしていても痛いという状態)
夜寝ていての痛み(夜間痛)、動かした時、手をついた際に痛みがみられました
そしてスナッフボックス(タバコ窩)を押すと強い痛みがありました…
【スナッフボックス】
( 手を大きくパーにすると手の甲の親指の付け根に出てくる2つのスジ(腱)の間 )
・・・(´・_・`)
これはまさかと思い・・・
一度病院でレントゲンを撮ってきてもらうようにKさんに説明し、その日は病院に行ってもらうことにしました。
そして、数時間後…
Kさんから電話がきました!!
「骨折してました!」とういう連絡でした
『舟状骨骨折(しゅうじょうこつこっせつ)』でした
舟状骨とは手首にある小さいサイコロのような骨の一つで、
折れている場所によっては骨が壊死をおこしてしまう骨折のひとつなのです。
また、舟状骨骨折は、痛みが他の部位の骨折に比べて少ないことがあるため、
手首の捻挫と間違えられることが多い骨折です。
「 なんか手首痛いなぁ〜 捻ったかなぁ〜 まぁ〜そのうち治るだろぉ〜 」
と言っている間に壊死を起こしてしまっていることもあるんです ( ̄O ̄;)
そんな注意が必要な骨折なので、まずは骨折を見落とさなくてホッとしました ε-(´∀`; )
幸いにも壊死を起こすような骨折ではなく、骨にヒビが入っていたようでした
病院ではギプスで固定したということだったので、ギプスが外れたらまた連絡を下さいという約束をし電話を切りました。
そして、数週間後…
再びKさんが当院に来院しました。
手を見るとギプス固定が外れて、包帯固定になっていました
病院では、包帯はあと1週間つけて下さいという指導だったようです
手首の状態を確認してみると、
痛みは手首の自発痛はなく、違和感があるということでしたが、手首を動かしてみると痛みがありました。
そして、腕全体に軽度のむくみと筋力の低下が見られました φ(・・
そのため当院では
鎮痛、むくみ改善、運動機能改善 を目的として、鍼灸治療をすることにしました ( ̄^ ̄)ゞ
その他に自宅で毎日セルフケアをしてもらうことにしました!
鎮痛とむくみ改善、血行改善を目的に せんねん灸
筋力強化を目的にビニールボールを握るリハビリをしてもらうことにしました。
当院での鍼灸治療は2回程度でしたが
ギプス固定が外れて、当院での治療開始から3週間もかからずに日常生活に復帰することができました ٩(^‿^)۶
これは毎日せんねん灸を続けて頂いたのが功を奏したのだと思います。
Kさんはせんねん灸がとてもお気に入りで、
当院の受付でせんねん灸をすると手首の痛みがラクになり、手を動かしやすくなると喜んで話してくれました (^^)
因みに、お灸をしてもらったツボは『陽渓』(ようけい)と『曲池』(きょくち)などです
【陽渓】
( 陽渓はスナッフボックスと同じ場所です。 )
【曲池】
( 曲池は肘を曲げた際に出来るシワの外側の先端にあります。 )
お灸の効果には度々びっくりさせられますが、今回の症例は、お灸の素晴らしさを改めて実感させられました
当院ではせんねん灸のセルフケアを推奨しております!
ご興味がある方は当院までご相談下さい o(^▽^)o